「脂肪が体内に蓄積されるふたつのルート」の第2のルートである、「体内で脂肪が作られて蓄積されるルート」は、どんなものなのでしょうか。
私たちの身体は、食事で脂肪をとらなくても、肝臓や脂肪組織で、炭水化物から脂肪を作り出すことができます。
いらない脂肪は脂肪吸引して、しかも豊胸手術に使うことができるという現代の医学の進歩には驚くばかりですが、しかし内臓に脂肪がついてしまってはどうしようもありません。
自分で努力するしか道はないのです。
肝臓で作られる脂肪はVLDL(超低密度リポタンパク)脂肪といわれるものです。
これも食事からとった脂肪と同じように、心臓や筋肉に取り込まれればエネルギーに分解され、脂肪組織に入れば貯蔵脂肪になって肥満の原因になります。
このVLDL脂肪の存在は一般にはあまり知られていません。
主として肝臓で合成されるほか、小腸でも合成されます。
肝臓にはこうした脂肪を作ることだけでなく、「アルコールの分解」などの重要な役割もあるのですが、ここで問題が起こります。
というのも、アルコールを分解してアセトアルデヒド、さらに酢酸にするときに、VLDL脂肪を作るための因子が、大量に作られてしまうのです。
肝臓は、アルコールによってVLDL脂肪製造の態勢にはいる、と言っていいでしょう。
ここへ脂肪製造の「原料」である炭水化物(ブドウ糖)が入ってきたら・・・
肝臓はフル回転でVLDL脂肪を製造することになります。

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